イタリア旅行記 その8

楽しかったイタリア旅行もついに終わり。
この日はミュンヘン経由で日本に向けて帰るのみ。


ローマのフィウミチーノ空港へ。
この空港は別称「レオナルド・ダ・ビンチ空港」ともいい、




ダビンチの像とかがある。


免税の手続きとかが若干めんどくさかったが、それらを済ましてミュンヘンへ。
ドイツといえばビールやソーセージ、という安直な発想で成田行きを待つ間にそれらを食べる。
そして成田行きの飛行機に。
ミュンヘンを出たのは16時ぐらいで、成田まで10時間かかるのだが、到着時間は日本の時間で10時。朝である。
ここで寝てないと日本で大変なことになる、と思うがこんな時間によく眠れるわけがない。
成田について、ぼーっとしながら福岡に帰るのだった…

イタリア旅行記 その7

1週間あったイタリアの観光も、今日が実質的に最後。
その最後を締めくくるのは、ナポリの南に浮かぶカプリ島
ローマからナポリに着くまでにも、歴史的に有名なものがいくつか。



アッピア街道。早朝+車窓からなのでよくわからないけど。



ベスビオ火山。車窓から(


ナポリからフェリーに乗って、カプリ島へ。
かつてのローマ皇帝も別荘を持っていたという、自然が美しい島である。



カプリ島の名物といえば、青の洞窟。
しかし、今日は波があまり静かではないので入れない確率が高いとのこと…
そこで、島の頂上に登ろうということになった。
ある程度はバスで登って、そこからはロープウェイ。
所要時間およそ15分で頂上に着くのだが…



((((;゚Д゚)))


あんまり落ち着いてロープウェイからは景色を見れなかったが、頂上からの景色はよいものである。



頂上から見たカプリ島の街。本土とは違って白い屋根が目立つ。
右手に見えるのが、波によって浸食された岩(ファラリョーニ)。


頂上からまたあのロープウェイに乗って降りて、波が治まってないか期待するが、やはりだめらしい。
なので、モーターボートで入り口だけ見に行くことに。



こんな感じで、入口はとても狭い。中は広いらしいが…
泳いで入ることもできるらしい…?




最後に、その船から見たカプリ島
しぜんの ちからって すげー!!

イタリア旅行記 その6-2

(6-1からの続き)


バスでローマ市内へ。
ローマの街は、ご存知の通り歴史的に重要な遺跡や建物がたくさんある。
なので、勝手に新しい建物を建てたりすることはできなくなっているそうな。



こんな感じで、いたるところに遺跡がある。



車窓からのベネチア広場。



ローマのコロッセオ
1世紀ごろに造られたが、その建設に使われた材料の一部は後世の建築物に使用されてしまったため、現在はこのような形に。



コロッセオそばにある、コンスタンティヌス凱旋門



トレビの湖。ここの水は古代ローマ時代の水道とつながっているという。



ここに後ろ向きにコインを投げ入れるとまたローマに来れる、ということで投げ込んでいるところ。
ちなみに2枚だと大切な人とずっと一緒にいることができ、3枚だとその人と別れることができるらしい…。



近くにスペイン大使館があることから名づけられた、スペイン広場。
あの有名な映画『ローマの休日』で有名な場所である。
映画では、ここで王女がジェラートを食べるシーンが有名だが、現在はここでの飲食は禁止されているので映画のまねはできない。



広場の中央にある噴水。


もちろんこれ以外にも、ローマにはまだまだ沢山の見どころがある。
今回のツアーでは、その一部しか見ることはできなかった。
しかしこの短い時間の間でも、今まで写真でしか見たことがない名所を少しでも見れて、本当に感激である。
うちの部長は僕が旅立つ前に「イタリアは紀元前から先進国」と言っていたが、まさにその言葉を実感した。

イタリア旅行記 その6-1

昨日の雨も完全にあがり、今日はいい天気。
昼すぎはむしろ暑すぎるぐらい。


イタリアの高速道路、アウトストラーダでローマに向かう途中



古代エトルリア人が住んでいたといわれる、丘の上の都市を見ることができた。


まずはバチカン美術館へ。



美術館の入り口。
中では飛行機の手荷物検査みたいなセキュリティチェック(実はウフィツィでもあった)もあり、それを終えて中庭へ。



美術館の中庭、ピーニャの中庭。
ピーニャとは松ぼっくりのことで、この松ぼっくりのブロンズ像があるからそう呼ばれているらしい。



中庭の中央にある『球のある球体』。直径4mほど。


一口にバチカン美術館といっても、中はたくさんの美術館が集まったもの。
とてもじゃないが全部をこのツアーの時間で見て回ることなどできない。
時間があれば、1日かけて見て回りたいところだ。



ラオコーン像。
発掘は不完全な状態でなされたため、幾度と修復されている。



円形の間。真ん中にいるのはヘラクレス



美術館の展示品とは関係ないが、美術館の中から見えた、無線通信を開発したマルコーニが立てたバチカンのラジオ局。


美術館から『最後の審判』などで有名なシスティナ礼拝堂を見て、サン・ピエトロ大聖堂へ。



今まで見てきたものもそうだが、こういう聖堂とかの建物はとにかくどれもでかい。
今みたいに機械などあるわけもないのに、このような建築物を造っているのである。
当然完成するのにも何十年とかかり、これも1世紀以上かかっているという。
当時の技術力、そして宗教の力にただ驚くばかりである。



ミケランジェロが制服のデザインをしたと言われる、スイス人衛兵。


一通り見終わってバチカンから出たら、外の天気の良さもあって暑い。
辺りの店で水を買うことに。
さすが観光客が多いということで、店の人も客に合わせた言葉で挨拶している。
…でも、僕に対しては「ニーハオ」じゃないですから!


この後はローマ市内を観光したのだが、「その6−2」に続きます。

イタリア旅行記 その5

朝起きたら外は曇っている。地面は濡れている。
どうやら雨が降ったらしい…。
朝出発するころは降っていなかったので、このままの天気が続くことを祈りつつ、まずはピサへ。


ピサといえば、言うまでもなく斜塔で有名な地である。
それ以外にも



大聖堂やその付属の洗礼所など、見どころは他にもある。
しかしこの塔がこれほど傾いていなかったら、もっとマイナーな観光地だったかもしれない…


ピサの斜塔といえば、塔を使ってのおバカな写真(ガイドさん談)を撮るのがどこの国でもお約束である。
もちろん、僕らも撮ってきましたよ。








そして実はこの塔、予約すれば登ることもできるのだ!
ただしエレベーターなどないから、ひたすららせん状の階段を登らなければならない。



これが塔の上から見た、ピサの街の様子である。
昔、かの有名なガリレオは、ここから2種類の球を落とす実験で物体は質量に関係なく同じ速さで落下することを確かめたという。
僕もぜひそれを…やったらどう考えても怒られます。


ピサの観光が終われば、ミケランジェロ広場に立ち寄りフィレンツェの街へ。



ミケランジェロ広場からのフィレンツェの街…なんだが、写真を見てもわかるようにこのあたりから天気が下り坂に。
街に降りた時には結構な強さになり、急いで昼食のレストランに駆け込むも、靴も服もずぶぬれである。
昼食を食べた後は、



大聖堂やジオットの鐘楼を見たりして(写真は夜に撮影)、ウフィツィ美術館へ。
メディチ家のコレクションを展示してある美術館であり、有名な作品はボッティチェリの『ビーナスの誕生』や『春』である。



中は写真は撮ることができないので、美術館から見たポンテ・ベッキオ。
美術館を見終わった後は、街を散策。このころには雨もやみ始めていた。



ベッキオ宮殿。フィレンツェ共和国の政庁舎として使われ、今も一部が市庁舎として使われている。



ベッキオ宮殿の隣にあるロッジア。
ここでも様々な彫刻を楽しめる。


しかし、やはり雨の中歩いたりして疲労が結構溜まっていたので、あまり気合い入れて回ることができなかった。
もったいない。
この日は帰るなりすぐに寝た。

イタリア旅行記 その4

朝食はどこでもバイキングだったのだが、だいたいメニューは同じ。
ベーコンとかソーセージとかスクランブルエッグ、そしてチーズなど。
スクランブルエッグは、イタリアではあらかじめ溶いた卵が売られていて、それで作るそうな。
なんとなく、日本で食べるのと触感も違う。


野菜はあまりなく、フルーツもないこともあった。
野菜は僕の嫌いなキュウリこそあまりないものの、全体的に葉っぱ系の味が苦い。特に北の地方では。


さて、この日はヴェネチアです。
ヴェネチアといえば水の都。
あのラティオスラティアスの映画の舞台、アルトマーレのモデルとなった都市である。


ヴェネチアの本島には車が入れないので、本土からの橋を渡ったすぐのローマ広場からは水上タクシーで移動。



水上タクシーからの撮影。
この水上タクシー、どうやら無許可なものも走っているようで、抜き打ちでその取り調べをしているらしい。
帰りに僕らが乗ったものも停められてたりした。正規のタクシーなので何もなかったが。


このヴェネチア、元々は干潟が多く地盤は非常に弱い。
そのために、まずは松の木を土台として打ち込んで、その上に石を積み上げていたという。
土台は木であるが、水中では酸素がないので腐ることなく上のものを支えることができるらしい。
とはいえ、そんな土台にこんな建物が建っているのだから驚きである。



これはドゥカーレ宮(の中庭)。かつてのヴェネチア共和国の総督邸、政庁として使われたものだ。
内部は撮影不可なので写真はないが、来賓用の部屋などこそ豪華であるが、それ以外は意外と質素な造り。
それは軽量化のためというのもあるそうだ。



そしてその近くにあるのがサンマルコ寺院と



サンマルコ広場の鐘楼である。
この鐘楼には登ることもできて、




このようにヴェネチアの街を一望できる。
この展望台には



こんなものまである。日本の観光地と同じですね。


あと、ヴェネチアといえば水の都であり、その交通の要となっていたのがゴンドラである。



もちろん僕たちも乗ってみることに。



ゴンドラから臨む、先ほどのドゥカーレ宮殿と、運河を挟んで隣にある牢獄を結ぶ、通称「ため息橋」。



ゴンドラからの眺め。



運河には、このようにカーブミラーが設置されているところも。



途中にはこんな低い橋もある。
そんな場所でも、漕ぎ手は巧みにゴンドラを操り通過していく。


ゴンドラでの観光を終えたのが昼過ぎぐらい。
再びサンマルコ広場に戻ってみると…



地面が一部水没している!
土地が土地なので、時間帯によっては潮の満ち引きでこうなってしまうのだ。
地球温暖化が進めば、この水没の程度も大きくなり、将来的には沈んでしまうかもしれないと言われているそうだ…
この美しい街を守るためにも、僕らも日ごろから少しでも温暖化防止に取り組みたいところである。

イタリア旅行記 その3

朝起きて、朝食をとって、観光へ。
牛乳も置いてあるのでとりあえず飲んでみたら、日本のより断然うまい。チーズもおいしい。
元々あまりそういう文化がないとはいえ、乳製品に関しては日本はまだまだと思った。
朝食をとり一休みしたら、いよいよ観光スタート。



まずはスフォルツェスコ城。
残念ながら正面入り口の塔は改修中であった。
だが写真のとおり、改修中でも外観が分かるようにシートに元々の建物の写真(と広告)が描かれている。
これから行くところにも改修中の建物が結構あったのだが、どこもこんな感じで写真が描かれている。



ここはスカラ座
QMAの画像問題でも出てきますね。



その付近にあるのがヴィットリオ・エマヌエレ2世のガレリア。
ガレリアとは、いわゆる日本で言うアーケードみたいなものだが、その雰囲気は日本のそれとはまるで違って、きれいである。



その中心部付近にこのような、トリノを表わすといわれる雄牛のモザイク画がある。
この牛の○○の上(くぼんでいるあたり)で3回転すると幸せになれるらしい。
他にも、ローマを建国したといわれるロムルスとレムスのモザイクもある。



それを抜けた所にはドゥオモ。
この広場には観光客をカモにした物売りが多く、鳩のえさやらミサンガやらを売りつけてくる。
油断していると勝手に腕に巻かれたりして金を請求される(実際巻かれそうになっていた)ので、落ち着いて見ることもできない。



近くで見つけた妙な標識。


昼食はリゾットとミラノ風カツレツを食べて、ベローナへ。
ベローナといえば、有名な『ロミオとジュリエット』の舞台。
なんとジュリエットの家もある…のだが、物語は架空の話なので、それにあやかり後世に作られたもの。



中にはジュリエットの像があり、その像にπタッチすると幸せになれるという話が。
確かに、πタッチされまくってそこだけ色が変わっている。
もちろん、自分も思いっきりタッチ、というかわしづかみしてきました。



コロッセオといえばローマ、なのだが、ここベローナにも存在する。
大きさとしてはローマのそれには劣るが、ここでは今でもオペラなどのイベントをやっているそうだ。


明日は水の都、ベネチアです。