理系茶臼の無謀な挑戦の記録

6の時に初参加した名匠戦。
7の時はリアル学問の都合で不参加な名匠戦。
8になった今年も開催され、7月23日に第1戦が始まるので、参加してきた。
どうせ理系学問だろ…と思ったかもしれないが、今回参加したのはなんと芸能。
それも四択。

名匠戦・翠に参加するまでの経緯

自己紹介のグラフを見ても分かるように、僕は理系しか突出したジャンルがない。
理系学問が独立した6からは、そればっかり鍛えて限定大会にもたくさん参加した。


しかし理系大会だけで上を目指すのも、なんだかむなしい。
このゲームをやっているなら、理系以外も上を目指してみようと思った。
どうせ上を目指すなら、名匠戦(名古屋で行われているジャンル別の大きな大会)で、形式代表を取れるぐらいに。


ということで、四択で上を目指してみようと思ったのが8が始まって、今年の5月ぐらい。
最初に開かれる名匠戦が芸能ということで、まずは芸能四択から。


なぜ数ある形式の中で四択を選んだのかというと、指先のテクニックが不要だから。
タイピング系は言わずもがな、パネル系も、上位のプレイ動画とか見ているとあんなの人間の成せる業じゃない。
スロットとか、上位陣はあれで400点を叩きだせるとかまさにmjkt(誉め言葉)な世界。
多答とかも、たまに押し抜けたままOK押してしまう(7まで理系マルチでよくやった)。
その点四択は、正しいと思ったものを1回押せばいいだけなんで、非常に楽である。
もちろん、見切りの位置や選択肢だけで確定できるか、分岐するかしないか見極めていくのは容易なことではないが。


この鍛錬に役に立ったのが、8から始まったサークル対戦である。
芸能四択とか言っても、比較的マイナーな印象があるので、自分の身の回りで募集かけても集まるかどうか。
しかしサークルならば、全国どこでも対戦ができる。
名匠戦参加を決めてから、ひたすらに対戦会に参加した。
対戦で分からなかった問題は、データベースに打ち込んで、自作スクリプトで実戦形式でシミュレートした。
紛らわしい問題は、紙に書きだして違いをしっかり叩きこむ。
電車の中で、仕事の休み時間に、寝る前に…。
そしてブログを書く時間を削って(←今までさぼっていた言い訳)。
名匠戦開始直前までに覚えた問題、およそ3000。


しかしそれでも全答するのは容易ではなかった。
直前に参加した対戦会まで、結局一度も全答することができなかった。
やっぱり、理系茶臼には無謀すぎる挑戦なんだろうか…。

いざ決戦

参加すると決めた以上、キャンセルするのも迷惑な話だし、玉砕覚悟で突撃するしかない。
毎日仕事に行くよりも早く起きて、新幹線で名古屋へ。
名匠戦の会場には一度行ったこともあるから分かるだろう…と適当に歩いたらすぐに見つからなかった。


エントリーを済ませて、足跡に1クレやったら知らない問題を4問ぐらい引く。
1クレやっただけで4問も…。これはもうおまえしんでいいよレベル。
でもあきらめたらそこで試合終了。
昼食の合間に分からない問題をしっかり調べて、そしてiPadでひたすら最後の追い込みをする。
会場で出番を待っている間も、悪あがきとばかしにひたすら回す。


13時になり、いよいよ名匠戦開幕。
まずは5人以上ある形式を4人に絞る対戦が行われた。
四択は6人いたためこの予選が行われ、しかも一番最初に行われることに。
最初ということで下手な戦いはできない。


1セット目こそ無難にこなしたが、2セット目で見たことない問題が…。これを1ミス。
その後は何とか分かる問題だけだったので、以降は全答。
結果は、その組の中ではトップの点数なので予選突破は確実。とりあえず一安心。
総合結果も、予選1位通過だった。


四択の代表決定戦はそのほかの予選および、最初から4人以下の形式が終了後。
その後待っている間も復習…しようと思ったが、ここで眠気魔神に襲われる。
このぐらいの時間がいつも危険な時間帯…。素直にうとうとしてしまう。
だがその眠気をも覚ますのが匠たちの手さばき。
形式代表決定戦で繰り出されるそのスピード、正確さにはただただ驚かされるばかり。
四択代表決定戦でも、こんな戦いをしなければいけないのかな…。
改めて、恐ろしい所に来てしまったなぁ、と。


一問多答の代表決定戦が終わり、いよいよ僕の出番。
今までの戦いを見ているだけでもびびっているのに、晒し台を引いてしまった。
今回からUStreamで対戦の様子が配信されるようで、僕の台がまさに全国に晒されるらしい。
じょるちんぴんちってレベルじゃねーぞ


もうとにかく対戦中に何を考えていたか覚えていない。
覚えていることを、とにかく慎重かつ大胆に押すだけである。
3セット目までは順調に来た。だが相手のきのこちゃんも大体同じペースでついてくる。


4セット目の3問目か4問目、答えがあやふやな問題に遭遇する。
確か答えはこれだったはず…と自信なく押す。相手も戸惑っていたが、同じ答えを押してきた。
これで例え間違っていても差はつかない。結果は正解で、時間差を稼ぐことができた。
その後も23問目まで互いに同じようなペースで全答。


このままいけば勝ちもあり得るかも…?
だがここで気を抜いたら負けるのが名匠戦。いつもドラマは24問目に生まれている。
『No.1』でデビューしたのは柏原芳恵だと思うけど、念のため最後まで確認…。
『春なのに』だから柏原芳恵で間違いない!ファイナルアンサー!


こうして、四択決定戦は全答対決となった。
今まで1度も出したことがなかった全答…まさかこの場で出すことができるとは。
結果は396.45点で1位だった。芸能四択代表を取ってしまった。
結果画面をとりあえず写真に撮ろうとするも、画面がぶれぶれで全然画像になってない。


とにかく、言葉にできないほど嬉しかった。
理系限定大会で優勝するより何倍も嬉しかった。
人間、やればできる。



ちなみに本戦は、形式代表選で燃え尽きて、悲惨な成績だったのは言うまでもない。